パキスタン ラカポシ山(7788m)のベースキャンプにガイドをつけずに登ってみた
こんにちは。みっちーです。
2018年の9月2日にラカポシベースキャンプへ日帰りで登ってきました。
今回は、パキスタンのフンザから日帰りで行けるラカポシ山のベースキャンプに行ってきました。
人生で初めて富士山より高い山に登る。
とても良い経験ができたかと思います。
では早速、綴って行きます!!
朝5時40分起床。
すぐに支度して6時にカリマバードのゼロポイントでアリアバード行きもしくはギルギット行きのバンを捕まえます。
目的地はミナピン村です。
運が良ければギルギット行きのバンに乗ることができるのですが僕は運が悪かったのか捕まえることができず、アリアバードまで行くという車をヒッチハイクして行きました。
アリアバードに到着。
しかし、人も車も全然いない。。
ラカポシBCの麓、ミナピン村を目指します。
ヒッチハイクをしていたらギルギット行きのバンを見つけることができたのですぐに乗ってミナピン村に降ろしてもらうことに!
アリアバードから100ルピー。
途中で見えたラカポシ山相変わらず綺麗。そして、雪。
30分くらいでミナピン村の入り口に到着。
カラコルムハイウェイ沿いの入り口から登山口までは歩くと1時間くらいかかる、、
ここでもヒッチハイクをしながら向かっていたら20分くらい歩いたところにスクールバスが通りかかって、乗せてくれることに。
スクールバス車内!
無事にミナピン村の中心に到着!
そこから歩いて10分くらいで登山口につきました。
登山口はとてもわかりにくいので現地の人に聞いた方が良いです!
そして、僕は写真を撮り忘れる。。。
初めは一本のつづら道。
運動不足の僕にとっては普通にしんどい。。。
坂道が多い。。
つづら道を1時間くらい歩くと一軒の小屋が見えます。
そこからも一本の道が続くと思うので少し歩いて行くと、家畜を飼っている小屋が何軒か見えてきます。
何軒か並ぶ小屋!ミナピン村の人がいました。
そこからは道がとてもわかりづらいですが、左のほうに続いている道があると思うのでそちらにそって進んで行きます。
ラカポシベースキャンプは全体的に左方向に進んでいけば良い気がする。
気がする。。笑
歩くこと20分くらい。
僕は完全に道を見失いました。
迷ったのですがグーグルマップを見る限り近付いているので道は関係なく、ベースキャンプの方向に進むことに。
ところどころ道には棘がある草や葉っぱがあります。というかとてつもない量です。
あと、日本では普通見ないような大きさのトカゲもいました。
虫もちょくちょくいるので気をつけてください。
グーグルマップを見ながらずっと進んでいると右手の遠くの方に、道らしきものが見えて、人が歩いているのを発見しました。
僕は、左を意識しすぎて普通の登山ルートとは全然違うところを歩いていました。
急いでそちらに行くことに。
そしたら、登っている人が休憩していたので手を振ると、返してくれた。
明らかに道ではない、とても急な坂を登ったところで彼は待っていてくれました。
彼曰く、そこからは歩いて20分で着くとのこと。
一緒に行くことに!
僕は空気が薄いのと前日まで風邪を引いていたのでとても体調が悪かった。
頭痛がとてもしんどい。きっと高山病。
仕方なく、ゆっくりのペースで登ることに。
そして、10分くらい登った時にラカポシ山が見えてきた。
とても綺麗。
あと少し、、、
たまたま遭遇した登っていた方は、ミナピン村の人だった。
こんなに寒いのに半袖で登っている。しかもペースがとても早い。
すぐそこまで氷河は迫っていた。
僕は、早く見たいがために、登山ルートを外れて氷河を見ることに。。。
そしたら・・・
こんなに素晴らしい光景がそこには待っていた。
死ぬほどきれい。泣きそうになった。
人生で初めて見た氷河。
予想をはるかに上回っていた。
苦労をして見えた景色はとてつもなく、素晴らしかった。
一緒に登ってくれた彼。名前は聞き忘れた。
氷河に沿って歩いていくとベースキャンプに到着。
ベースキャンプに行くとたくさんの羊や山羊、馬もいた。
馬
羊や山羊
氷河を見てテンションが上がっていた僕だが流石に疲れていた。
少し昼寝をすることに。
気がついたら30分くらい寝ていた。
風がとても冷たくシャツの上にユニクロのウルトラライトダウンとアークテリクスのマウンテンパーカーを着てちょうどよかった。
ズボンは海パンしか履いてなかったので死ぬほど寒かった。
完全になめていた。
ちなみに靴は履いておらず、Chacoで登っていた。
足もかなり痛い。。
靴を持っていない僕はやむ得なかった。
今更仕方がないので下山をすることに。
帰りは違う道から帰ったがやはり迷ってしまった。
途中にキャンプ場があって人が少しいたので休憩することに。
20分ぐらい休憩した後はすぐに下山することに。
道はわからなかったが、はじめに通った、小屋が遠くの方に見えたのでその方向に進んで行くことに。
1時間くらい歩いたところで小屋に到着!
ここからは道が一本道なのでわかりやすい。
くだり坂だから上りに比べたらかなり楽。
小屋の近くにはたくさんの山羊や羊がいた。
人の姿は見えなかった。
そして、つづら道を降りて行って下山!!
下山はあっという間だった。
途中雨が降ってきたがすぐに止んだ。
登山口に入る前にあるジュースやお菓子が売っているお店があったのでそこでジュースとお菓子を買って休むことに。
下山したのは16時頃。
上り始めたのが8時でBCについたのは12時頃。
13時には下山を開始したので3時間で下山することができた。
日帰りで行くにはかなりきつかった。
持って行ったお水2リットルはBCに着く頃にはなくなっていた。
足も土でとても汚れていたし、何より太ももが痛かった。
運動不足だった僕も少しは解消されたかな・・・
ミナピン村の中心まで行き、ヒッチハイクをすることに!
開始10秒くらいで止まってくれて、カラコルムハイウェイまで出て
もう一度ヒッチハイクをすると5分くらいでアリアバードまで行く車に乗ることができた。
みんな優しい。
僕が乗った車の運転手はメダカの学校を歌っていたし、助席に座っていた若者は日本語が少し喋れた。
そんな彼らと話していたらあっという間にアリアバードに到着!
僕は現金がほとんどなかったので下ろしてからカリマバードへ行く乗り合いバンを見つけて無事宿に到着!
30ルピー。
宿についた頃には足が死ぬほど痛かった。。。
疲れ果てていた僕はすぐにシャワーを浴びて
寝ることに。
気がつけば20時くらいになっていた。
こんな感じで日帰りで死ぬほど綺麗な氷河を見ることができるのは世界でここ、ラカポシ山だけだと思う。
きついけど苦労して見る景色はやはり良い。
多分誰でも登れる。
ミナピン村の子供達は10才になったら登りに行くとか話していた。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。